247,           新・PG錠(PGF713,714)制定の件  新・PG錠(PGF713、714)を制定します。  本通達では2ロックの一般仕様を制定し、その他のバリエーションは、順次制定  していきます。尚、現行品(PGF703、704)は、レディ製品も含め  2012年3月末に廃止予定です。  1.製品化の目的   1)コストに影響しない範囲で現行PGシリーズの弱点を克服する。    (内開き対応、防犯THの操作性向上、より洗練されたデザインへの変更、安心・     安全性向上、取付性向上、ドア厚大への対応等)   2)デザインは、安定的な受注を確保する目的と現行品からの切り替えを加速させる     目的から大幅刷新は行わず、現行の703,704をベースにし、よりシャープ     な印象にした。    (K側の側面ライン、N側の台座とグリップの見切りライン、N側のグリップ     形状など)   3)内開きドアへの対応も容易な設計とし、「内開き仕様」も別途制定する。    (714のみ)   4)ドア厚55mm迄対応可能な製品も別途制定する。(714のみ)  2.型式    **PGF71※W−1(J/BF)(L2)・・上下とも標準TH、標準STB    **PGF71※W−U(J/BF)(L2)・・上下ともU1防犯TH、標準STB    **PGF71※W−T(J/BF)(L2)・・上:U1防犯TH、 下:標準TH、標準STB    **PGF71※W−1(J/BF)G#・・・・上下とも標準TH、対震STB    **PGF71※W−U(J/BF)G#・・・・上下ともU1防犯TH、対震STB    **PGF71※W−T(J/BF)G#・・・・上:U1防犯TH、                           下:標準TH、対震STB    **=シリンダー記号(U9,PR,JN,JC,LB)    ※=デザイン記号(3,4)    #=対震STBのタイプ(1,2,3)  3.製品の特長   3.1.アピールポイントのまとめ   1)低コスト   2)デザイン性の向上   3)防犯サムターンの操作性向上   4)安心・安全性の向上   5)取付性の向上        3.2.基本仕様   1)デザインは、O3ベースの713型と704ベースの714型のを用意。   2)現行PGFシリーズと同一切欠。   3)KNユニット、THユニット、CSユニットは、新規設計とし、現行     PGF703,704シリーズとユニットレベルでの互換性も維持した。   4)ハンドルの操作は、従来の「上方斜めスライド式」→「下部支点のテコ式」     へ変更し、コストダウンを達成。 また、テコ式に変えたことにより、「操作時の静音化」と「内側台座とグリップ     の隙間に手を挟むリスクの改善」を達成した。   5)内側は、扉面からのグリップまでの出寸法を小さくし、シャープな印象にした。      66mm(703/704)→59mm(713/714)   6)従来通り、DAタイプ(ピン刺し式)のシリンダーを使い、台座とシリンダーが     別体構造になっている為、防犯性に優れている。(現行品と同等)     また、シリンダー固定用のピンは、ケースに内蔵された構造(LHタイプ)と      し、作業性の向上を図った。(注1)   7)カマデッド仕様のみ制定する。標準デッドは現行PGケースとの組み合わせで     対応可能だが、逆にカマデッド仕様よりコストアップとなる。   8)ケースのラッチは、自立式ラッチとし、安全性に配慮した。(注2)   9)ケースのデッドの幅は、主錠、補助錠ともに現行の12mm→10.5mmへ     変更し、建て付け不良などでデッドに側圧が掛かりにくい設計にした。(注1)   10)非CP仕様用の防犯サムターンは、新規設計(呼称:U1サムターン)とし、     1個でも「性能表示あり」犯レベルを維持したまま、形状の見直しにより     使い易さも向上させた。     ただし、CP仕様の場合は、従来通りB5サムターンの組み合わせが必要。   11)標準サムターンの場合も防犯サムターン同様、台座と別体構造とし、更にN側     グリップのデザインを左右対称とした事により、N側ユニットを1種類で統一     した。(海外向けは別)     尚、Nグリップのデザインを左右対称にした事により、現行PGF703,     704よりは、枠とグリップとの隙間が小さくなり、多少使い難くなる事は     事実だが、G社製品より、その隙間は多少大きく、使い易い寸法条件である。     もし指摘された場合は、「デザイン性の追及」を対外的な理由とする。   12)建築基準法(特定防火設備の耐遮炎性能1時間)の性能を考慮した設計。    (現行品と同等)   13)隙間風が通り抜けにくい設計。(現行品と同等)   3.3.制定仕様     以下に、国内市場向けで外開き仕様についての制定仕様を示す。   1)装着可能シリンダー     PR(−J),U9,LB(−J),JN,JC   2)BS     64mm   3)扉厚範囲     36mm以上45mm以下、36(K=20、N=16)、     38(K=22、N=16)、40(K=22、N=18)    (注)L2フロント付きの片開き仕様の場合は、42mm未満までの制定   4)仕上バリエーション     SF(ステンカラー色塗装)     RV(ライトシルバー色塗装)     CG(シャンパンゴールド色塗装)     GL(ゴールド色塗装)     BK(艶消しブラック色塗装)   5)左右勝手     無し。ただし、L2フロント付きの場合は、左右勝手あり。   3.4.製品バリエーションと受注開始予定時期   1)1ロック仕様(713/714):9月初旬   2)内開き仕様(国内向け、714のみ):8月中旬   3)713、714をベースにしたIEL電気錠、警備信号錠、外出確認錠:8月末   4)CP仕様(713/714):9月初旬    4.出荷可能時期(国内市場向け、非CP仕様、外開き仕様、2ロック仕様)    713型:9月1日より    714型:即日可  5.販売価格    後報いたします。  6.その他   1)9月初旬配布の集合住宅専用カタログ改訂版にCP仕様含め掲載します。   2)フロントは、主錠ケース、補助錠ケースともに専用となります。部品手配時は、     十分注意願います。      713/714用ケースのフロント部品記号は以下の通りです。       10PGF.FT―――――>主錠用フロント       10PGF−L2・FT――>主錠用L2フロント       10DAF.FT―――――>補助錠用フロント       10DAF−L2.FT――>補助錠用L2フロント                                      以上